きむらみか(声楽奏者)

演劇を出発点に「言葉」と「声」を学ぶという志を持ち、東京藝術大学声楽科に入学。イタリア歌曲を基盤に、日本の長唄、謡など領域を広げ、新進作曲家の実験的な声楽作品に多く関わる。
卒業後は、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの各地の音楽祭や大学で演奏活動を展開。
また、野口体操やシュタイナーのオイリュトミーなどで「声」の新体制に注目し、母語「日本語」と「歌」のつながりを再発見してきた。
1997年フルブライト研究員として米国チャタム大学で日本歌曲を指導。現在はフェリス女学院大学生涯学習科講師も務める。

© IWASA Eiichiro, Chihan Art Project